春待猫
2019年 04月 08日
庭に、大きな木蓮の木がある。ちょうど出窓のところにあって、春、一番に花を咲かせる。この木が咲くと、次は桜が咲くのだ。
木蓮の花芽が膨らみ始めると、出窓に置かれた小さな書類タンスの上にマーヤさんが登る。そして、長いときは半日くらい、飽きもせずに眺めている。まるで、花芽が膨らむのが見えるみたいだ。今年も長いこと、木蓮を見ていた。
今、木蓮はすっかり散ってしまい、わずかばかりの遅れてきた花を残して、緑色の葉っぱだらけになった。マーヤさんは名残惜しそうにしていたけれど、今年も春を確認して、書類タンスから降りてきた。
私たちは、そんなマーヤさんを、春待猫と呼んでいる。
木蓮の花芽が膨らみ始めると、出窓に置かれた小さな書類タンスの上にマーヤさんが登る。そして、長いときは半日くらい、飽きもせずに眺めている。まるで、花芽が膨らむのが見えるみたいだ。今年も長いこと、木蓮を見ていた。
今、木蓮はすっかり散ってしまい、わずかばかりの遅れてきた花を残して、緑色の葉っぱだらけになった。マーヤさんは名残惜しそうにしていたけれど、今年も春を確認して、書類タンスから降りてきた。
私たちは、そんなマーヤさんを、春待猫と呼んでいる。
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by chacoakimoto
| 2019-04-08 18:07
| 猫
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