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はらっぱ

毎日新聞に「奇跡の原っぱ」と紹介されていた原っぱに行ってみる。千葉県の某ニュータウン内の最後に残された造成地だ。造成地だから、当然人の手が入っているのだが、数十年間放置されている間に自然に原っぱになり、ホンドギツネやノウサギが住み着き、動植物希少種の宝庫となった。ところが、URはいよいよここの造成を始めるらしい。周りだってろくに売れていないのだから、やめてくれよ。

たまたまその原っぱは私が気に入っているオリエンタルなスパの近くにあり、前日心と体の休日にスパに行ったついでに様子を覗いた。

原っぱの周りは住宅地だ。戸建とマンションが道路の向こう側にすぐ立ち並んでいる。こんなところにと思うのだが、原っぱの中に入ると静かで、雲雀などの声がするばかりだ。ナナホシテントウがせっせとアブラムシをお食事中。ウサギもキツネもいなかったけど、なんだかうれしくなった。

「うちの隣の原っぱさあ、キツネがいるんだぜ」ってかっこいいのにな。しかもそのキツネはムツゴローさんによってなんだか代名詞にされちゃったキタキツネじゃなくて、正真正銘のごんぎつねやらかちかちやまやら「行き渡り」のキツネなのだ。

ここをこわすなんてセンスのないことやっているから、日本っておかしくなっていくのだ。
by chacoakimoto | 2013-06-20 14:06 | 日記 | Comments(2)

“ぶち”の成人

5月で二十歳になった“ぶち”は、法的にはもう一人の個人で、子どもとして守られる存在ではない。でも、“ぶち”はずっと子どもにしがみついていたところがあった。だから、家庭を壊そう(私は再生したかった)としている私を許すことは出来なかった。

色々なことがあった中には、“ぶち”の家庭内暴力もあった。今だから言えるけど、当時は私の命の危険すらあった。“ぶち”に暴力をふるわれる私は辛かった。肉体の痛みは相当なものであったし、彼女が暴力をふるう原因は自分なのかという悲しみも辛かった。多分、“ぶち”も辛かった。だから彼女は色々と屁理屈をつけたけど、最終的に私に深刻な怪我は負わせなかったし、命も奪わなかった。

“ぶち”はどこかで父親を信じていたのだと思う。だから、私が憎かったのだと思う。私が、彼女の父親を捨てていくように思えたから。でも、彼女の父親は彼女の期待にこたえてはくれなかったらしい。自分のことしか考えられなかったらしい。そんなことではないかと思ったけど、私に抵抗したのとは違い、“ぶち”はあっさりと父親と関わりを持つのを止めた。

“べほまづん”は、一人暮らしをすることになった。すぐにではないけれど、夏休みにある程度のお金を貯め、なるべく自分の力で一人暮らしをするつもりだ。もちろん、彼女に手をさしのべてくれる大人は沢山いるから、みんなに支えられて、“べほまづん”は大丈夫だろう。就職も内定したし

“ぶち”はどうするのか、それだけが心配だった。父親と一緒にいると、いつか壊れてしまうような気がした。すると“ぶち”が言う。
 「一人暮らしがしたい。」
 「すぐには無理。お姉ちゃんの方が優先だから。」
 「でも、させてくれる?」
 「それは約束する。でも、その間、パパか、ママか、どちらかと暮らさなければ。」
 「ママと行くよ。」

一番の心のつかえが取れたような気がした。“ぶち”も大人になったのだった。
by chacoakimoto | 2013-06-12 19:54 | スライム姉妹 | Comments(7)