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スライムナイト氏 がんばる

ぶちのだだこねにも負けず、ついに結婚の意思を固めたべほまづんとスライムナイト氏、我が家に遊びに来ることとなった。最後の試練、マーヤさんの承認をもらうためだ。我が家の決定権は、マーヤさんにあるのだ。

マーヤさんはつんつんの猫だ。愛想が悪いわけではないが、家族にも、気が向く時でないとあまり甘えない。事前にそのことを聞かされていたスライムナイト氏、緊張の対面であったが、なんと、マーヤさん、ご機嫌にご挨拶をし、気に入ったわといわんばかりに、スライムナイト氏に甘え始めた。マーヤさんのチェック、合格だ。

ところが、ラスボスは別にいた。

ちょうどそのころ、我が家ではドラゴンクエストビルダーズが流行っていて、私もみっちゃん(夫)もせっせとプレイ最中だったのだが、これはドラクエとはいえアクション要素の強いゲームで、私たちインドア派にはどうしてもラスボスが倒せないで困っていた。詳しく話すと、ボスは三段階の攻撃を仕掛けてくるのだが、レンガを積んでその上にのぼり、ボスの攻撃を大きくジャンプして避けなければならないところが、どうしてもできなかったのだ。そして、それは、みっちゃんのなにげない一言から始まった。

スライムナイトさん、このゲーム、ボス、倒してくれない?

スライムナイト氏は確かにゲームに関わる仕事をしているが、それはあくまでも作り手だ。そして、このゲームは初めてのゲームだ。でも、彼はその時思ったそうだ。これをクリアしなければ、お嬢さん(べほまづん)との結婚は許してもらえない・・・

さて、それからのスライムナイト氏はがんばった。初めこそ苦戦したものの、攻略サイトを参考に、私たちができなかったジャンプを繰り出し、1時間後、ついにボスをやっつけ、私たちは念願のエンディングを見ることができたのだった。よかったよかった。

かくして、ローラ姫を助けた勇者のごとくに、スライムナイト氏はべほまづんと無事に結婚することができた。なお、「彼女の実家でゲームの無茶ぶりをされて、このままでは結婚できないと必死でクリアした話」を、スライムナイト氏が上司に打ち明けたところ、その話が社内報に載り、会社ですっかり有名になってしまったのは、のちの話。

こうして、我が家には新たなキャラが出現したのだった。幸せにね。

by chacoakimoto | 2018-10-17 16:00 | スライム姉妹 | Comments(0)